新宿2丁目・・・。
昔はホモ、オカマ、ゲイ、レズの発展場として
君臨していた場所である。
2023年現在、この地が一体どうなっているのかは
知る由もない・・・。
しかし、数十年前、パンプスはただただ、金を
求めて気が付いたらここ、2丁目に立っていた・・。
別に立ちんぼで立っていたっていう意味じゃね~から(笑)
内外タイムズ(確か・・・?)片手にとある店に電話する・・・。
「は~い、〇〇でぇ~す」
「あっ、あの求人をみたんですけど・・・」
「あら、働きたいの? この世界は経験あるのかしら?」
「いえ、全く初めてなんです・・・」
「大丈夫よ。とりあえず今どちらから?」
「厚生年金の近くからです・・・」
携帯もない時代
パンプスは言われた道を辿ってある店に着いた。
店には既に3名程の先輩がいた。
見るからにこの世界の表情をされている。
店長(?)らしき人が出てきてテーブルに座った。
「どうも、初めましてよね? 〇〇です。 さっき電話した子だよね?」
「はい、さっき電話した子です・・・」
店長の説明はこうだ。
・この店は出会いの店ということ。
・金銭が絡む出会いの場ということ。
・売られる子はカウンター内で待機。
・買う人はテーブル席で酒を飲みながらいい子を選ぶシステム。
・買われた後の店の関与は一切ない。
・お金のやり取りは直接買う人と交渉する。
その他色々説明を受けたが、忘れた・・・。
今から思えば中々のエグイ店だ。
でも、当時はこの世界では、当たり前だった。
これが女性を買う店となると、法的にヤバいんだけど、
ターゲットが男性になると、うやむやになる。
つまり男に対する具体的な法律がなかった。
今でも男を買う男に対する法律は具体的にはないと思う。
今騒いでいるジャニーさんの件はまさにこれであって、
男対男は暗黙の了解でゆるされている行為なのだ。
それを人権を盾に騒いでいるのが現状。
ジャニーさんのお陰で売れた子は彼に恩があるから味方になる。
逆に売れなかった子は感情的にカラダも提供したのに稼げないから
訴える・・・。
元々ジャニーズ事務所のジャニーさんはパンプスも40年以上前から
ホモだっていう事は知っているし、業界でも有名な話である。
余計な話はこれくらいにしておこう。
言っておくが、パンプスは男には一切興味はない。
男への性癖もない・・・。
好きなターゲットは18歳から39歳位までの綺麗で高身長で可愛い女性だけだ。
でも何故か、もうこの世界でしか、金を稼ぐ事ができないと悟った。
1時間後位に別の新人さんがやってきた。
パンプスと新人はカウンター内で世間話をしたり・・・
会話が途切れると・・・ボーっと立っていた・・・。
21時過ぎに1人の客がやってきた・・・。