先々週イギリス留学から帰国したユリア。
六本木で友達と遊んでいる時に、オーナーに声をかけられ
イベントに参加したそうだ。
ユリアはSでもMでもなく、至ってノーマルな性癖なんだけど、
SMやフェチには理解があって、お互い楽しければそれでいいじゃん!
っていう価値観だった。
オープンな彼女の性格のせいか、パンプス君も話が盛り上がる。
初対面の時、「あっ、いい女!プレイしたいな~」と思った。
話が盛り上がることはいいことなんだけど、それと同時に
パンプス君の気持ちが徐々に変化していく。
(これ以上喋るとプレイできなくなる・・・)
みんな同じ気持ちか、どうかは知らないが、
パンプスは相手がどんなにいい女でもプライベートな話をしたり、
された相手とはプレイはできない精神構造なのだ。
つまり情が入ってしまうとフェチプレイの対象から外れてしまうのだ。
だから、ユリアとプレイを考えていたパンプス君は、これ以上、彼女と色々と
会話をしてしまうと、対象から外れてしまうことを恐れた。
適当に会話を終わらせて、
初対面で大変失礼かも知れない事を覚悟して、
聞いてみた。
「ユリアさんとプレイできますか?」
彼女は少しビックリした表情をしたけど、
「えっ、プレイとかするんですね」