許可・・・

都内にはSMクラブが100店舗以上乱立していたこの時代。
パンプスも、勿論自分もSMクラブを始めた。

インターネットもなかった頃、
宣伝媒体は、内外タイムス。
形態は待ち合わせの派遣。
女王様はこのサロンの常連の女性。

掲載された日、1時間に2.3本の電話が鳴る。
殆どは、システムの問い合わせだ。
10本鳴って1本程度仕事が入る確率。

でも、この数字はまあまあだと思う・・・多分ね。
1ヶ月位経って、いつもの様に電話を取ると、

「お宅、どこの事務所の許可とってる?」・・・という電話。
生まれて初めてその業界の方と接する機会が訪れた。

「あっ、〇〇さんとこですけど・・・」
オーナーさんから前に、
「もし、こっちの人から電話あったらこう答えてね」
と、アドバイスを受けていた。

「あっそう・・・」
「もし何か客とのトラブルがあったら連絡してよ・・・」
事なきを得て電話は切れた。
・・・・で、どこに電話するの?

後で知るのだが、警察の生安課(生活安全課)でもたまに、
こういった電話を入れることがあるそうだ。


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