地獄が始まる・・・

どの位時間が経過したのだろう・・・
息苦しさを感じる。
ぼんやりと聞こえる女達の声・・・

その瞬間、
何とも言えない生臭い悪臭が強制的に鼻から肺になだれ込んできた。

(何?何?なに?・・・)

把握できていないコウスケ。
手足を縛られて状態で、女達が自分の顔に座って
擦り付けている・・・

顔を横に背けようとしても彼女の全体重が顔面・・・
それも鼻と口に集中して動かせられない・・・
強制的にその悪臭を吸い取らされている。
グラインドする腰。
その度に、彼女の押し殺した声が聞こえてくる。

「オラオラ、しっかり舐めてよね!コウスケ!!」
「ちゃんと気持ちよくしてよね・・・」
「次は誰?」
「ジャンケンで決めよ~」

口を噤んでも、鼻に体重をかけられ、息ができなくなる・・・
どうしても口を開けてしまう・・・

悪臭が鼻腔を刺激する。それを避ける為に口で息をしてしまう・・・。
その度に彼女はグラインドしながら押し付けてくる。

「今日は全員気持ちよくさせてね・・・」
「18人全員ね」

その瞬間、彼女が叫び声を上げ、全体重が顔面を襲う。
彼女の両手はコウスケの首を絞めていた。

(嗚呼・・・ヤバい・・・苦しい・・・死ぬ・・・)
間一髪で緊張が解れる。

ようやく視界が明るくなる。
彼女達が覗き込んでいる・・・。

それを見た瞬間・・・

(地獄が始まる・・・)
そう感じたコウスケ。

次の瞬間、誰かがツバを顔に吐いた。
いきなり視界を奪われる。
と、同時に酸っぱい肛門臭が襲ってくる。
ベトベトになる顔面。
激しいグラインド。
陰毛で顔の皮膚が擦れはがれる。

数分後、絶頂を迎えると、光が眼底を照らす。
しかし、それもつかの間、
また誰かが、顔に跨り激しいグラインドを始める。
息をするのが精いっぱいのコウスケ。
他の女性陣は乳首を弄び、オチンチンをオモチャにしている。
ある女性は思いっきり竿を握り潰そうとしたり、
ある女性はキンタマを手の中で転がすように遊ぶ。
もう出てこない精子を求めて一生懸命手コキをする女性もいる。
誰かが肛門に指を突っ込むと笑い転げる。
面白がって他の女性達も同時に指を肛門にぶち込む。
肛門が四方八方に広げられる。
そして誰かが、こぶしを肛門に突っ込んだ。
叫び声を上げるコウスケだが、
その声は彼女達の笑い声にかき消されてしまう。

グリグリとこぶしを回される。
それが前立腺を刺激する。
「超~たのしい!」
「これ面白いよ、やってみな!」
ゴム手袋をはめ、ローションを手に垂らすと
ニヤニヤしながら、こぶしを思いっきり肛門に突っ込む。
「ホントだ!楽しい・・・」
数分後、激しい痙攣と共に、白い液体が少量吐出した。

顔面は相変わらず気持ちよくなりたい女性達が順番を待つ。
彼女達の体液やツバでガビガビになる。
もう顔としての役割ではなく、
単なる彼女達の性的快楽を求める為の道具に過ぎなかった。

コウスケの下半身は快楽を求める女性の順番を
解消する為の暇つぶしの道具に過ぎず、そこには快感は存在しない。

どの位の時間が過ぎたのだろう・・・。
時間は日付が変わって7日の未明だった。
気が付いたら地下倉庫の廊下に転がっていた。


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