バブル絶頂期だった頃。
しがないサラリーマンだったパンプスは、
高田馬場のとある小さいマニアサロンと出会う。
マンションの一室。
男女を問わずいろんな変態さんが集うサロンだ。
ダウンライトの薄暗い雰囲気。
BGMはバロック音楽。
まったりとした空気の中で男女が思い思いの恰好をして
性癖を楽しんでいる。
物凄く居心地のいいこのサロンにパンプスはどっぷりとハマってしまう。
仕事が終わるとサロンへ。
店長兼オーナーのS氏に気に入られて、
たまに店を任せられた。
常連の女王様がたまに遊びに来る。
その時は、オーナー専用の顧客名簿を渡して、
営業電話をさせる。
しかも、
その名簿に連なる著名人の名前・・・。
ここでは絶対に公開できない・・・。
国会議員さんもチラホラ・・。
これこそまさに棺桶まで連れていかなくてはならない・・・笑
でも一つ疑問が残った。
・・・なんでこんな小さなマンションのサロンにあんな著名人が・・・?
それから数か月後、
そのオーナーのもう一つの顔を知ることになる・・・。
